パワースポットの秘境と冨澤清行氏

スピリチュアルな場所といえば、パワースポットとなり、パワースポットといえば、神社仏閣と相場が決まっています。

しかし、そう言う相場が決まっていないスポットを、自分で探すのが、えも言えぬ喜びであるのであるからして、ああ、300回以上も、海外に出掛けて、その発見を楽しんで来て、身代を棒に振りかねないのです。

東京の近場で言えば、関東の秘境・養老渓谷が、私にとって、パワースポットだ。故・小林三剛先生に30年ほど前、コーヒー色の温泉のある高級ホテルに招待され、数日すごしたのが、きっかけだった。招待されながら、もっと波動のいい温泉はないのかと、先生には内緒で色々と探したのです。

あるとき、 凶方位のスコットランドに仕事で行かねばならず、帰国後に、それを癒す祐気先にえらんだのが、事前に予約しておいた養老渓谷の滝見苑だった。そこの社長が冨澤清行さん。またの名を、二代目滝見山人と号する。

その滝見山人が、今回「オレの人生・恵知運宝(けちんぼう)」という題名の立派な著書を出版された。千葉日報社からで、帯には「財は使わず、知恵を使う人には、宝が運ばれてくる」とある。さらに、自然の恵みと農耕民族の知恵を生かそう! と訴えている。お会いしてすぐ滝見山人と意気投合し、いきなり、山人のこの熱っぽい哲学を幾千回、聞かされたことか !  「農業は、21世紀の重大なビジネス」と言うのが、日頃の主張の私には、山人の言葉が心地いいのだった。

数年間、ご無沙汰していたところ、本を出したうれしい知らせ。開くと私の事にもふれており、光栄そのもの。だが、せっかくのパワースポットについては、一言も触れていないのは、山人の良識によるブレーキでしょう。

ここの秘密を、私の責任で明かすと、ニュージーランドのコロマンデル半島にあるコルー道場の周辺の聖地と、繋がっているのです。

出口王仁三郎が取り持ち、スサオノミコトが働き、一方はマオリ族の聖地となり、一方は、富士神界に繋がっているようです。もっともこのことは、コルー道場のリンチさんにも、滝見山人にもお伝えしていないことで、初めての公表です。

両方の地を訪れるたびに、リンチさんご夫妻と滝見山人とを、何回もお引き合わせしたいと思ったことか。両方の地とも、その場に立つと、様々なメッセージが、和歌の形で降りてくる。短歌の素養など皆無なのにー。

この事を、打ち明けお話したのは、唯一、故・藤波孝堂先生(元官房長官・藤波孝生の俳号)に、滝見苑でお忍びで休養されたときであった。藤波孝生先生がぽつりと、私に言った言葉が強く残っている。

「村田先生は、新しい神話作りをしているんですね」
私にとって、それこそ、宝にしたい言葉に聞こえて、ずーっと心に残っています。

来春から、久し振りに、祐気採りをかねて、いい気を浴びつつ、滝見山人の哲学を拝聴しに、たびたび行くことにしよう !

                               うれし 懐かしのむらっち


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