金運と争い

アメリカで、金塊が引き挙げられる話題が、取り沙汰されれている。
157年前、と言えば、我が国は、江戸幕府末期。

米国のサウスカロライナ州沖の大西洋で、「セントラルアメリカ号」が沈没、現在も金塊21トン約86億円が、沈没船に眠るという。
当時、この沈没が引き金になって、経済恐慌が、欧米諸国に拡がった!

この金塊の引き揚げで、相続権をめぐり、二十年もの裁判がつづき、ようやく今年の五月に決着、引き揚げの再開が決まった。
気学では、まさに八白の象意どうりだけど。拙著「あなたの強運をつくる2014年からの成功法則」に、かなり強く述べているように、ウクライナの問題や、南シナ海や東シナ海などの領土をめぐる争いは、実践哲学・気学の示す法則のとうりだ、と思う。

それにしても、まいどのことだが、グラント教授の言うギバーの精神と、真逆のこの世界的な争い。金塊やエネルギー資源を巡る争いは、ヒトの欲望の深さ、業の凄まじさを、示す。
それは、「エゴのギラギラの欲望と凶器を懐に忍ばせ、柔らかなショールの知性の衣をまとった姿」であったり、高価で粋なスーツで身をくるみ、雄弁に「そこの庭に埋もれている石油は、実はうちのもの、すぐ、そこを立ち退きなさい」と、後ろに戦車をズラリ従えて言うさまと同じです。
スケール大きく団体で迫ると、犯罪には、ならないらしい。1人殺すと犯罪で、大量殺人は、ときに英雄になる、とは誰の言った言葉だったか。

「戦争成金は、一時的」とも言う。
「永続する真の豊かさ・金運」を得るのが、星風アカデミーのモットーだ。
それは、「副作用のない豊かさ」のことでもあるのだけれど。

しかし、一方、「善も悪も、抱きまいらせ」と、「日月神示」は言う。日本人は、アチラ、コチラで頭打ちつつ、ギバーの民族として、世界に
範を垂れるのだろうか。

満月の気を受けて、北海道の釧路の夜は、更けていく。

                                               天空いっぱいの雷光に感謝しつつ むらっち


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