ひさしぶりに、浅草へ、
浅草寺には、昔、浅草寺改修の記録映画をとったり、今、映画監督の弟が、この近くに住み、浅草寺や近隣に新聞配達をしたりで、浅草寺には、よく来ていたご縁がある。
今日は、西日暮里から、吉方の浅草で、何年かぶりに、トコロテンが食べたくて枝美佳ときている。
聞くと、隅田川の花火大会とのこと。どうりで、街路に屋台やら、ビルの閉じられているシャッターのまえには、鎖が張られ、どこか、ものものしい雰囲気、花火見物の群衆による被害を防ごうとするものだろう。スカイツリーも青空にくっきり!
【警察もたいへん、警備態勢やら、救急用の車椅子まで、準備してるよ】
と、枝美佳が、昨日、大江戸と言う鰻やでもらった団扇をバタバタさせながら、言う。
隅田川の花火といえば、全国にしられている。ビルの最上階の特等席のあるレストランを、何年も前から予約して、ビールを飲み、鰻に舌つづみをうちつつ、花火をみる、というセレブ風の方々も、少なくない。
西日暮里のわが家から、東南。
年盤、月盤は剋気だが、日盤と時盤の六白の祐気で、数年ぶりに、浅草に出て、【今半】でお昼、散歩のあとお客でごった返す【梅園】で、枝美佳が氷あづき、わたしは大好きなトコロテンを食べる。
両脇を年配の夫婦に支えられた90才前後のおばぁちゃんが、店の入口で、介護の人との店員とのやらとりを、うなだれたまま、まっている。立っているのが、精一杯だ。痛々しい。
【今年が、この行きつけの店も最後かも知れないじゃないか、無理しても入れてあげなよ】と、わたしが、呟くと【なに いってるの?】と、入口に背を向けている枝美佳が、体をねじって見る。
【だろ? 最後の夏の思い出だよ。冥土の土産に、氷あづき喰いながら、旅たつのも、洒落てる 】と、コワイ顔して、わたしを睨む枝美佳が、急にはっとした。
と、両脇を抱えられたそのおばぁちゃんたちは、なんと、空いたわたしのすぐ横の席に、来て、介護の方に支えられて、ゆっくり、ゆっくり、椅子に腰をおろした。
そして、しばらくすると、おばぁちゃんの前に、なんと、氷あづきが、はこばれてきたのだった!
【引き寄せの法則】だよね、とわたしに枝美佳が、にたりと笑った。
五黄は甘味類。花火は九紫。警察や消防の出動も、九紫。
その一方で国家機関とか、自治体とかの公的機関は、六白、このブログで、報せることは、四緑、死の話しは五黄〓と言うこと。
もし、花火が打ち上げられない天候の急激変化があれば、やはり、五黄という象意だ。うーん、気学って、オモロイ!
浅草の久方の息抜きの むらっち。